フリーマガジン8月号でのマネー記事「災害に備えるためのお金もいつ、いくらで考えよう」に関して書ききれなかったこと。
災害時、公衆電話から安否確認のための10円玉は必要か?
ということです。
結論から言うと、10円玉はあった方がいい。
安否確認のための電話代というだけではなくて、おつりがなくなってしまったお店で緊急に買い物をすることもあるかもしれないから、ということです。
近年はスマホを持っている人の割合も増えて、FacebookやTwitterなどSNSの利用が安否確認にとても役立っているようです。
ただ、災害時は安否確認等の電話が急増し、電話がつながりにくい状況にくくなります。
そんな時、安否確認の手段として使えるのが171(災害用伝言ダイヤル)です。
NTTが災害時に提供するサービスで、
被災地の方などの電話番号および携帯電話等の番号をキーとして、安否等の情報を音声情報として蓄積し、録音・再生できるボイスメールです。
詳しくはこちら→ NTT 西日本災害用伝言ダイヤル(171)
171は通話料無料です。
ちなみにweb版もあります。
では
公衆電話から171を利用する時に10円玉が必要なのか?
それは電話機によります。
災害時は街中にある公衆電話が災害の程度によって無料化されることがあります。
受話器を上げただけで通話できる電話機がある一方、中には最初に10円玉を投入する必要があるものもあります。(通話後返却)
万が一、スマホが壊れて、公衆電話も最初に10円玉を入れなければならない電話機しかない場合もあるので10円玉はあった方がいい、というわけです。
ちなみに指定避難所等に予め置いてある特設公衆電話というものもあります。
これは災害時に出してきて設置使えるようにするもので、無料で使えます。
こちらから全国の設置場所がわかるので、お住まいの地域にどのように設置されているか一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?
全国の特設公衆電話一覧
今回の記事を書くにあたり、安否確認用の10円玉の必要性についてNTT西日本さんにもお聞きしました。
とても丁寧に責任を持って教えてくださり、大変感謝しております。
ありがとうございました。
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